漢方講座―詳細画面

Vol.34 本当の夏バテは秋

昔から秋の長雨という言葉がありますが、一雨ごとに冷え込みが増し、乾燥した空気で咽を傷めて、咳などで声が嗄れてしまった人のご相談が増えています。
肺の弱い人は毛穴が閉じ、皮膚呼吸がうまく機能しません。そのため、呼吸の際に鼻や咽へ負担が掛かり、咳や声嗄れ、鼻炎などが出やすくなります。
咽の不調には、肺や皮膚、鼻、大腸といった肺系とよばれる経絡が深く関わっています。肺系が弱っている人や疲れがたまっている人は、風邪を引きやすく、咳や鼻水などに加えて、中耳炎や花粉症、アトピー性皮膚炎、便秘、過敏性腸症候群、痔なども悪化しやすくなります。
飴を舐めたり、クリームを塗ったりする等、外からのお手入れは、すぐに元通り。根本からの解決になりづらいものです。
今年の秋こそ漢方を使って、粘膜や肌の潤いを体の中から取り戻し、声嗄れや咽の渇き、肌荒れなどの根本的は解決を一緒に目指しましょう。